協議会について
設立の趣旨
我が国は、戦後の地道な森林整備活動の結果、今まさに、本格的な利用時期を迎えています。公共施設の木造化・木質化の担い手となる地方公共団体、林業家、素材生産者、製材所、木材加工事業所、材木店、建設会社・工務店、設計事務所、関係団体、NPO等は、地域経済の担い手であり、活動の基盤を地域にもつコミュニティの担い手として、その連携が必要とされています。
埼玉県木造公共施設推進協議会は、「地域力を育む公共施設の木造化・木質化」を活動の柱とし、公共施設の計画、設計、建設、維持管理のプロセスを通じて、こうした社会関係資本(人的資本の緊密なネットワーク)を強化し、地域力を育むことを目的とします。また、これを基軸として本県における木造公共施設の品質確保を促進するとともに、木が持つ環境の良さを伝え、県産木材の利用拡大を通じて森林の保全に貢献することを目的とします。
協議会設立 平成28年4月14日
会長あいさつ
埼玉県木造公共施設推進協議会
会長 坂東 正一郎

第4回中大規模木造建築プロ養成講座にあたり、第1回目の反省と足らざる点
を補完しながら開講致します。
中大規模木造建築は今だ黎明期にあり、将来に向かって担い手である建築士
の育成を本格的に開始しなければ、漸く豊富になってきている森林資源を見放
してしまうことになります。
1回目の時もお話しを致しましたが受講者の皆様はこれからのトップランナー
として自覚と責任と使命感を持って活躍なさる方々です。
戦後、日本は経済の高度成長を掲げてまいりました。現在は少子高齢化に直
面しています。その中で森林林業の再生は国民の知恵と行動力を引き出し、地
域力を育む原点回帰への行動指針になるものと考えられます。
今、すべての分野で担い手が不足していますが、地域力を育む運動の輪が拡
がって行くことで多くの課題は少しずつしなやかに解消し、同時に経済社会も
成長していくものと信じています。
何故、今、木材利用なのか。ウッド・チェンジ・ネットワークづくりが必要
なのか。それは、民間建築物等に拡がる木造化・木質化が喫緊の課題であるか
らです。
このような背景の下で民間建築物等における木材利用の促進に向けて、建築
士、建築事業者、発注者である行政及び民間事業者の連携が、今、早急にもと
求められているのです。
日本人は古来より、木には神が宿るとして森林(もり)を信仰の対象として
来ました。日本の森林を守ることは、私たちの生活を守ることにつながります。
緑豊かな日本を持続していくことの必要性を理解し、地域力の連携のもとで、
進めてほしいと念じております。

埼玉県中大規模木造建築技術者講習・登録制度
中大規模木造建築 地域を育て培うプロ養成講座

アクセス
事務局概要
社名 | 埼玉県木造公共施設推進協議会 |
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TEL | 048-822-2568 |
FAX | 048-824-0720 |
業務時間 | 9:00~17:00(土日祝日除く) |
